ThinkPad 240へネットワークリカバリ/バックアップ・リストア     01/07/22

DOS/WindowsのLAN接続応用編です。

ネットワークリカバリだけに限らずクリーンインストールやバックアップ・リストアにも利用できるDOS/WindowsのLAN接続の効用は大きいと思います。個人的にはすでにCD-ROMドライブは持っているので、ネットワークバックアップ・リストアに価値を見いだしています。

ネットワークリカバリ (240-21J/31J/43J編)
ネットワークリカバリ (240Z-81J編)
ネットワークバックアップ・リストア

ネットワークリカバリ (240-21J/31J/43J編)

■起動FDの作成

『ThinkPad240付属のPCMCIAカードマネージャを使用する方法』で作成した起動FD完結版に追加の作業を行います。

  1. ThinkPad240のRecovery CD-ROM\Recoveryから、Pkunzip.exeをコピーします。
  1. Pkcd.batを作成します。

    [21Jの場合]

    C:
    A:\PKUNZIP -D -E J:\Hhjp8e0.imz
    A:\PKUNZIP -D -E J:\Hhjp8e1.imz
    A:\PKUNZIP -D -E J:\Hhjp8e2.imz
    A:\PKUNZIP -D -E J:\Hhjp8e3.imz

    [31J/43Jの場合]

    C:
    A:\PKUNZIP -D -E J:\JKJP8E0.imz
    A:\PKUNZIP -D -E J:\JKJP8E1.imz
    A:\PKUNZIP -D -E J:\JKJP8E2.imz
    A:\PKUNZIP -D -E J:\JKJP8E3.imz
    A:\PKUNZIP -D -E J:\JKJP8E4.imz

    JドライブはDeskTopのCD-ROMドライブ(J:)を示します。
    起動時に A:\>NET USE J: \\DESK\J とやれば、次回からは自動で認識されるようになります。全てのドライブをあらかじめ指定しておくと便利です。
    また、これを解除するときは A:\NET USE J: /DELETE とします。

これでリカバリの準備は完了です。この起動FDでBOOTして、DeskTopのCD-ROMドライブにProduct Recovery CD-ROMを入れて、Pkcd.batを実行(PKCD [ENTER])すれば全て自動でリカバリは完了します。終了後再起動をかければ、工場出荷時と同じ環境でWindows98が立ち上がります。

なお、この起動FDは英語モードですので、実行時「:」は「Shift+;」、[\]は「 ] 」キーを使います。

[FILE LIST]

Volume in drive A has no label
Volume Serial Number is 1CEC-4214

Directory of A:\
       
BIN <DIR>  12-01-99 09:34p BIN
AUTOEXEC BAT 37  12-01-99 10:37p AUTOEXEC.BAT
COMMAND COM 118,174  05-05-99 10:22p COMMAND.COM
CONFIG SYS 580  12-01-99 10:37p CONFIG.SYS
WGCN <DIR>  12-01-99 10:38p WGCN
PKUNZIP EXE 31,915  01-24-94 04:12p PKUNZIP.EXE
PKCD BAT 134  09-02-99 04:23p PKCD.BAT
5 file(s) 150,840 bytes
 
Directory of A:\bin
       
. <DIR>  12-01-99 09:34p .
.. <DIR>  12-01-99 09:34p ..
HIMEM SYS 33,191  05-11-98 08:01p HIMEM.SYS
EMM386 EXE 125,495  05-11-98 08:01p EMM386.EXE
SSCBTI SYS 35,136  01-05-99 02:11p SSCBTI.SYS
LE10 CLB 89  11-05-98 02:00p LE10.CLB
CSALLOC INI 174  12-02-97 10:20a CSALLOC.INI
CARDXTND SYS 61,552  02-04-97 05:15p CARDXTND.SYS
CS SYS 108,160  09-17-98 11:06a CS.SYS
CSALLOC EXE 28,152  03-13-97 12:33p CSALLOC.EXE
CARDID SYS 54,704  07-18-97 05:50p CARDID.SYS
CARDID INI 1,421  09-01-99 11:01a CARDID.INI
10 file(s) 448,074 bytes
 
Directory of A:\WGCN
       
. <DIR>  12-01-99 10:38p .
.. <DIR>  12-01-99 10:38p ..
MS PWL 606  09-02-99 05:16p MS.PWL
SYSTEM INI 164  12-01-99 10:06p SYSTEM.INI
LE10NDS DOS 12,688  04-27-98 10:00a LE10NDS.DOS
CONNECT DAT 200  12-01-99 10:30p CONNECT.DAT
NCDINFO INI 0  09-02-99 05:12p NCDINFO.INI
NET EXE 415,252  10-01-92 03:11a NET.EXE
NET MSG 70,629  10-01-92 03:11a NET.MSG
NETWORK INF 37,515  10-01-92 03:11a NETWORK.INF
OEM0 INF 189  08-31-99 10:41p OEM0.INF
PROTMAN DOS 21,680  10-01-92 03:11a PROTMAN.DOS
PROTMAN EXE 13,760  10-01-92 03:11a PROTMAN.EXE
PROTOCOL INI 285  09-02-99 05:13p PROTOCOL.INI
WORKGRP SYS 7,268  10-01-92 03:11a WORKGRP.SYS
13 file(s) 580,236 bytes

Total files listed:
28 file(s) 1,179,150 bytes
6 dir(s) 45,568 bytes free

このFDはFDISK/FORMAT等を入れることが容量的に無理なので、Boot Disk for ThinkPad 240のFDを使うか、別途これらを入れたプログラムFDを作成しておき、起動後このプログラムFDに差し替えて実行すれば良いです。

ネットワークリカバリ (240Z-81J編)

『ThinkPad240Z/INTEL MINI PCI』で作成した起動FD完結版に追加の作業を行います。

  1. C:\Windows\Commandから、FDISK.EXE/FORMAT.COM/ATTRIB.EXEをコピーします。

これで完了です。

この起動FDで立上げた後、DeskTopのCD-ROMドライブをNET USEコマンドでドライブを認識させます。(これは1度やっておけば次回からは自動で認識されます。)
ここでは仮にQドライブとしておきます。

プロンプトの状態(A:\>)で、Q:\recovery\recover.exe /s /p:Q:\recoveryと入力しエンターします。

リカバリ画面が立ち上がりますので、あとは画面の指示に従います。(FullRecoveryの表示が出ますが、パーティションを区切っている場合はCドライブのみフォーマットされます。)


ネットワークバックアップ・リストア

システムのバックアップ・リストアについて、私の方法を書いておきます。条件は起動FDで可能なことです。特にリストアを考えるとDOSベースが必須です。また、ノートPCの場合はHD容量も少ないので、ネットワークドライブにすることも条件となります。最近のノートPCはHD容量も増えてきたので、同一ドライブにバックアップを取ることも可能ですが、万が一を考えて別ドライブにもバックアップを取っておくことをお勧めします。(私は過去に買ってまもないPCのHDがクラッシュした経験があるので、これに関してはしつこいくらいです。)
私が使ってきたソフトに、YUPDATEDiskdumpDrive Imageがあります。 

YUPDATE(原作者Yさん、KAZU.Mさんが改造)は最近まで私が使ってきたものです。初回のバックアップは時間がかかりますが、次回からは変更されたもののみを上書きできるので、こまめにしていけば、そんなに時間もかかりません。これの良いところは、直前の状態にすぐ戻せるということです。例えば、あるソフトをインストールしたものの、気に入らないので消したいという時に、アンインストールでは完全に消せないということがありますが、これはオプションを使ってUpdate Deleteが簡単に行えます。また、細かなバックアップ・リストア設定のオプションが豊富です。これがフリーとは!と有り難く使わせてもらって来ましたが、残念ながらネットワークバックアップではロングファイル名を扱えないようです。

Diskdumpは、YUPDATE原作者Yさん作のもので同じくフリーソフトです。これはネットワークバックアップが可能ですが、YUPDATEほどのきめ細かさはありません。

Drive Imageは市販のソフトですが、時間がかからないこと、圧縮バックアップが出来るところが良いところです。私の環境ではThinkPad240のシステムドライブのバックアップ・リストアにそれぞれ30分程(同一ドライブですと10分程)で完了します。これだけ短いと、WIN2KRC2のセットアップで、WIN98へのアップグレードセットアップとデュアルブートでの単独セットアップと色々試して、元に戻すということが全く苦になりません。

Drive ImageはWindowsから起動させることもできますが、ベースはDOSです。また、起動FD(3枚組)で起動することもできます。Drive Imageでネットワークドライブを利用する場合は、Drive Imageを起動させる前にネットワークが確立していないといけません。従って、Windowsからの起動ではネットワークが確立してないので、利用できません。

これを利用するには、まずWorkgroup ConnectionあるいはLan Managerでネットワークを確立させ、NET USEコマンドでドライブを割り当てておくことが必要です。これで起動させた後、今度はDrive Imageの起動FD(2/3,3/3の2枚)でDrive Imageを立ち上げます。
※Drive Imageの起動FD(2/3,3/3の2枚)をあらかじめHDにコピーしておき、HDのPQDIを起動させると起動も早く便利です。

バックアップ/リストアとも、Drive Imageを起動させるまでの作業は同じです。

なお、Drive Imageはネットワーク上のMOドライブは利用できません。(自機のMOは利用できます)